18日、ソウル光化門広場は、明け方の冷たい空気を吹き飛ばす熱気に包まれた。FIFAワールドカップ・ブラジル大会の予選Hグループ第 1戦でロシアと対戦する韓国代表チームを応援しようと、老若男女を問わず多くの人が続々と広場に詰め掛けた。
見ず知らずの人同士が、選手たちの動き一つひとつに歓声を送り、いつの間にか喜びを分かち合う仲間になっていた。
ロシアは韓国チームにとって手ごわい相手と評価されていた強豪チームだ。絶対的に不利といわれながら、試合開始後に最初に主導権を握ったのは韓国だった。韓国はマイペースで試合を進め、失点を許さないまま先制ゴールを奪った。MFの戦いでは両チーム一歩も引かないゲーム展開だった。
前半を無失点で終えた韓国は、後半に勝負にかけ、攻撃的な布陣を組む。ロシアもこれに負けじと応戦し、息詰まる勝負が展開される。前半9分、コーナーキックからイ・チョンヨン選手がヘディングシュートを放つが、ボールは枠を大きく外れる。流れを変える必要を感じたホン・ミョンボ監督は、パク・チュヨン選手に代えてイ・グノ選手を投入する。
後半22分、韓国が先制する。イ・グノ選手が右足でペナルティエリアの外から思い切って放ったミドルシュートは、GKのアキンフェエフ選手の手に当たったが、ボールはそのままゴールポストの中に吸い込まれた。サポーターの盛り上がりは最高潮に達した。喜びもつかの間、後半28分にケルザコフ選手に同点ゴールを奪われる。右サイドから入ったクロスがゴール前で混戦となり、これをケルジャコフ選手が押し込み1対1の同点となる。その後、両チームは激しい攻防を展開したが、結局試合は引き分けに終わった。惜しい試合だったが、予想以上の善戦にサポーターは選手たちに拍手を送り、次のアルジェリア戦に期待を込めた。勝敗はともかく、ベストを尽くした戦った韓国とロシアの選手たちは、私たちに喜びと感動を与えた。
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