2014年6月23日月曜日

銃乱射の兵士 自殺未遂で身柄確保



銃乱射の兵士 自殺未遂で身柄確保

韓国北東部の軍事境界線近くの陸軍部隊で、兵士が銃を乱射して逃走した事件で、部隊から10キロほど離れた山中に逃げ込んだ兵士は、23日午後3時前、父親と兄による投降の説得を無視し、持っていた銃を使って自殺を図り、軍当局に身柄を確保されました。
兵士の命に別状はないということです。
この事件は、21日夜、 江原道高城郡にある陸軍部隊で、警戒勤務を終えた兵士が部隊で銃を乱射し、同僚の兵士5人が死亡、7人が重軽傷を負ったもので、兵士は銃と実弾を持って逃走していたものです。
追跡していた軍の部隊は、22日午後2時過ぎ、事件現場から10キロほど離れた山中でこの兵士を発見して銃撃戦となり、新たに2人が銃弾でけがをして手当てを受け、兵士は山中に立てこもりました。
このため、軍当局では、逃走していた兵士の父親と兄を現場に呼び、投降するよう説得し続けましたが、兵士はこれには応じず、午後3時前、持っていた銃を使って自殺を図り、その場で軍当局に身柄を確保され病院に運ばれたということです。
軍によりますと、この兵士の命に別状はないということです。
この兵士は、去年4月、部隊生活への適応が最もが難しい「A級関心兵士」の判定を受け、「B級」に転じた直後の12月から最前線に投入されていて、部隊生活への適応が難しい「関心兵士」を最前線に投入するのは問題だとする指摘もメディアから出ています。
韓国では、2005年に首都圏の京畿道の前線の部隊で兵士が銃を乱射して8人が死亡したほか、2011年には江華島の海兵隊の部隊で兵士が銃を乱射し、4人が死亡する事件が起きています。

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