午前6時に歌手PSYの公演が始まると、会場は熱気に包まれた。サポーターは、PSYの曲に合わせてスティック・バルーンを振り、大声で歌った。PSYは、「Right Now」や「ジェントルマン」「チャンピオン」「江南スタイル」といったヒット曲を熱唱した。約40分にわたって行われたPSYの公演は、会場の雰囲気を一層盛り上げた。
PSYは、「2002年の日韓大会のときに“チャンピオン”を歌った。それから10年後に“江南スタイル”がヒットした。今、それ以上のヒット曲を出すために不断の努力をしている。江南で“江南スタイル”を歌うのは初めて」と話した。
午前7時に試合が始まった。前半9分、イ・チャンヨン選手が出した絶妙なパスをパク・チュヨン選手が逃すと、大きなため息がこぼれた。しかし、前半11分にソン・フンミン選手が韓国最初のシュートを放つと、会場は大歓声に包まれた。後半22分、パク・チュヨン選手に代わって出場したイ・グノ選手が先制ゴールを決めると、サポーターは全員立ち上がって「大韓民国」と叫び、その歓声は永東大路一帯に響き渡った。
この日、永東大路を訪れた会社員のイ・ファヨンさんは、「大勢の人と一緒に応援したくて来た。韓国チームが勝つと思う」と話した。中央大学で国際経営学を専攻するドイツ人留学生のルーカス・ベンチ(Lukas Bench)さんは、「韓国歌手の公演とW杯の試合が同時に見られてとても楽しい。PSYの“江南スタイル”はドイツでも人気」と話した。
前日夜10時から韓国電力公社前の永東大路7車線は全て通行止めとなった。この日集まったサポーターは、午前4時は約8千人、午前6時は約1万5千人、午前8時は約1万8千人と集計された。試合結果は1対1の引き分けだった。
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