2014年6月23日月曜日

外国人も楽しめる大学路の演劇「花よりダンシングじいさん」

ソウル鐘路区恵化洞の若者の街「大学路」では、斬新なアイデアと才能ある役者たちの演技が光る演劇が上演されている。 

서울 종로구 혜화동의 대학로 마로니에 소극장에서 공연되는 연극 ‘꽃보다 댄싱할배’ 한 장면. (사진제공: 바인프로덕션)
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ソウル鐘路区恵化洞の大学路にあるマロニエ小劇場で上演中の「花よりダンシングじいさん」のワンシーン(写真提供:バイン・プロダクション)

その一つが演劇「花よりダンシングじいさん」だ。この演劇は、韓国語を全く知らない外国人でも劇の内容を理解し、大学路の小劇場ならではの雰囲気を堪能できるよう、英語、日本語、中国語の3カ国語の字幕サービスを提供している。 

俳優のキム・ダソルさんは、「多くの外国人が観覧に来る。言葉は通じなくても、(舞台両横のスクリーンに)字幕サービスが提供され、歌やダンスなど見どころ満載でとても喜んでいる」と話す。

연극 ‘꽃보다 댄싱할배’는 무대 양 옆에 세워진 스크린을 통해 영어, 일본어, 중국어 등 3개 외국어 자막을 지원한다. (사진제공: 바인프로덕션)
「花よりダンシングじいさん」では、舞台両横に設置されたスクリーンで、英語、日本語、中国語の3カ国語の字幕サービスが提供されている(写真提供:バイン・プロダクション)

「花よりダンシングじいさん」は、他人より良いモノを手に入れようと奔走する現代人に、真の人生とは何かを考えさせる演劇だ。 

顧客が望めば何でも交換してくれる「チューニング・ワールド」に、ダンスでスーパースターになるという年甲斐もない夢を持つ老父の気持ちを改めさせ、夢を捨てて日常と老後を楽しく安らかに暮らしてほしいという一人の嫁がやって来る。嫁が提示した依頼金は何と10億ウォンだ。

연극 ‘꽃보다 댄싱할배’의 한 장면. (사진제공: 바인프로덕션)
演劇「花よりダンシングじいさん」のワンシーン(写真提供:バイン・プロダクション)

チューニング・ワールドの社長と従業員たちは、その10億ウォンを手に入れようと、音楽治療やダンス治療などあらゆる方法を駆使して老父に夢をあきらめさせようとする。夢を叶えるためにワクワクした気持ちで懸命に努力する老父の姿と、夢を忘れ金という結果だけを追い求めて日々を忙しく過ごすチューニング・ワールドの人々が「人生」について改めて考える過程が、リアルかつコミカルに描かれている。

主人公の老父役を演じるユン・ソンピルさんは、「公演の本質だけを言い、あまりにも教訓的な内容なので、観客の皆さんが退屈しないか心配だったが、コミカルな要素なども混ざっているいるので、楽しみながらポジティブなメッセージを受け入れられるのでは」と説明する。 

연극 ‘꽃보다 댄싱할배’는 외국어 자막을 제공해 외국인 관객들이 많이 찾고 있다. (사진제공: 바인프로덕션)
外国語の字幕サービスが提供される「花よりダンシングじいさん」には、多くの外国人観光客が観覧に訪れている(写真提供:バイン・プロダクション)


演劇「花よりダンシングじいさん」は、大学路のマロニエ小劇場で12月31日まで上演される。

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