2014年6月9日月曜日

ペク・チヨン、熱い情熱を失わない彼女「バラードに出会って自分の居場所を見つけた」

厳しい暑さが雨で涼しくなった日、雨の音より涼しい彼女と会うことができた。特有の笑顔と豪放な性格でリラックスさせる清涼な彼女、ペク・チヨンとのインタビューは言葉通り甘雨のようだった。ステージの上では情緒的で切ない歌を歌うバラード・クィーンの姿をアピールし、ステージの外ではクールな姉さんであるペク・チヨンが「Still in Love」で帰ってきた。
ペク・チヨンは5月7日、「逆鱗」のOST「花火」をリリースした当日、音楽配信ランキングの1位を総なめにし、変わらないOSTの女王の威厳を証明した。これに続き、ペク・チヨンは5月26日に「Still in Love」をリリースし、訴える力のある声と切ない歌唱力で“信じて聞くことのできるペク・チヨン”であることを証明した。1年4ヶ月ぶりに音楽界に戻ってきたペク・チヨンの感想はどうだろうか。
―「Still in Love」のリリースと同時に音楽配信チャートで1位を獲得し、タイトル通り依然として熱い反応を得た。感想はどうか。

ペク・チヨン:幸せだ。やりがいもあって、特にスタッフたちが喜んでくれてすごく嬉しかった。良いプレゼントになったようだ。

―ペク・チヨンさんと同期とも言えるFly To The Skyとgodが同時期にカムバックした。皆、時間が経っても依然として人気を博している。

ペク・チヨン:Fly To The Skyとgodは1999年にデビューした。昨日も音楽番組でFly To The Skyが私の隣の控え室を使っていたが、懐かしく思った。色んなことを話す仲ではないけど、一緒にいるだけで力になり、慰めになる。個人的に仲が良いわけではないけど。ハハ。ブライアンさんとは私的な場でお会いしたことがある。むしろデビューの時より時間が経って仲良くなれた。あ、以前ファニさんが誰かの誕生日パーティで歌ってくれたけど、本当に素晴らしかった。

―「Still in Love」のミュージックビデオで、老人の扮装をした男性が公開前から話題になった。他のミュージックビデオとは違い、老人の扮装をした俳優の登場は独特だったが、特別な理由はあるのか。

ペク・チヨン:「Still in Love」という曲自体が、誰かと付き合って別れる恋しい歌ではない。監督とたくさん話し合ったが、この歌は以前私が愛した感情と愛、情熱を懐かしがる老人の初恋として表現したかった。なのでそのような設定になった。

―ミュージックビデオの主人公をおいて様々な推測があったが、17歳のヨ・ジングだったとは驚いた。

ペク・チヨン:クイズを出したように面白かった。でも、何人かの人たちはその老人の扮装が私だと思っていた。ハハ。あり得ない!また、何人かの人たちはすぐにヨ・ジングだと気づいた。監督と話し合った時、年は若いけど老人の扮装が似合うマスクを持つヨ・ジングがぴったりだと思った。

―久しぶりにリリースしたニューアルバムだった。今回のアルバムを公開するにあたって、一番主眼を置いた点は何か?

ペク・チヨン:MCをしたり放送活動もしてきたが、公式的にペク・チヨンのアルバムは 結婚後初めてだった。そのせいか意欲が湧いてきた。自然に感性に触れる曲を慎重に選んだ。歌手たちはみんな同じだと思うが、アルバムを作りながら多くを悩む。パフォーマンスが強い歌手たちは色んなコンセプトを持つことができるが、バラードやスローテンポのナンバーを歌う歌手たちは、曲がどれだけ素晴らしいかが人気を得るカギだ。今回のアルバムにも歌う時に何か感情に触れる曲を盛り込みたかった。「Still in Love」は歌詞も良いし完成度も高い。録音室で録音する時、自分で感動するくらいだった。私が上手だからではなく、自然に没頭できたからだ。

―曲を選ぶことは本当に大変なことのようだ。ところで、ペク・チヨンさんは選曲が上手い歌手と言えるだろう。選曲をするノウハウがあるのか。

ペク・チヨン:うーん……選曲した理由を挙げると、意図的にタイトル曲になるために作られた曲からは何かを感じる。華麗なコードや多くの楽器の中にもリアリティはあるけど、その中に内在された真の何かが必要だ。実は「Still in Love」もコードの変化があまりなく、華麗ではないけどリアリティを感じる曲だった。それがノウハウと言えるかな。ハハハ。

―それなら、ペク・チヨンさんの多くのヒット曲の中で一番愛着のある曲を選ぶとしたら?

ペク・チヨン:選ぶとしたら「恋しない」「忘れないで」「銃に撃たれたように」かな。「恋しない」はカムバック前に私が持っていた曲だった。この曲を持って所属事務所を探しながらも確信があった。音域が高くない曲にも関わらず、歌うのが難しい曲だった。「忘れないで」はドラマのおかげで人気を得ることができた。ハハ。初めて聞いた瞬間、良い曲があって聞けば聞くほど好きになる曲があるけど、この曲は歌えば歌うほど好きになる曲だった。「銃に撃たれたように」は率直に感情を表した歌詞とタイトルが初めての試みだった。メロディに対する確信もあった。素晴らしい曲にめぐり合えて人々から愛されたことは本当に幸せなことだった。

―ペク・チヨンさんはデビュー当時、「選択」「負担」「DASH」などダンシング・クィーンのイメージが強かった。ところが今はペク・チヨンと言えば、バラード・クィーンというタイトルが一番最初に思い浮かぶ。ペク・チヨンとバラードが出会ったきっかけは?

ペク・チヨン:長い空白期間にバラードに出会った。成功への意欲をすべて捨てた時にパク・グンテ作曲家に出会った。実は私のデビュー曲はバラード曲だった。だけど、当時アメリカでリッキー・マーティンなどのラテンブームで、収録曲の中のラテン曲が突然タイトル曲に変更された。だからなのか、バラードに対する憧れが常にあった。バラードと出会いながら自分の居場所を見つけた感じがした。

―ペク・チヨンは歌手としも認められ、多くの20代の女性たちの“ワナビー(Wannabe)”になった。クールな性格と美貌を維持し、素敵な夫チョン・ソグォンまで。

ペク・チヨン:結婚した後、そのような面で関心を受けていることは分かっていた。でも美貌を維持している点は初めて聞いた。ハハ。秘訣があるとしたら、健康的な食生活と十分な睡眠を取ることが重要だと思う。お菓子は1年に1、2度しか食べない。規則正しく食生活を維持するのが秘訣かな。急いでダイエットをした時は、1日1食の生活をしたことがある。私には合わなかった。そして、恋愛に対しては……急がないことが秘訣じゃないかな。私が何かを急いで望むと、逃げてしまうようだった。

―結婚1周年を迎えたが、妻としてはどんな生活を送っているのか気になる。

ペク・チヨン:結婚後は自分の好き嫌いよりも夫が好きな食べ物を考えて料理するようになった。意外かもしれないが、私は思ったよりもっときれい好きで家の掃除もする。ハハ。夫と私は会話を多く交わすタイプだ。むしろ恋愛した時より喧嘩もほとんどしなくなった。二人とも運動が好きで、忙しくない時は南山(ナムサン)に一緒に行く。

―ペク・チヨンといえば、“クールなお姉さん”というイメージが強い。実際のペク・チヨンにとって“クール”とはどんな意味なのか?

ペク・チヨン:「私がクールかな?」と考えたこともあった。血液型を盲信するタイプではない。私、A型なのに……ハハ。私に相談しようとする人が多かった。彼らの話を聞きながら「ああ、他の人はあのような問題にあんなに敏感になることもあるんだ」「あんなことでこんなことを考える人もいるんだ」とも思った。そんなことを考えると、私は確かに単純でクールな方だと思う。だからか、ストレスもあまり受けないし、すごくいい!

―今後、どんな音楽がしたいのか?

ペク・チヨン:徹底的に準備しても、意図したままになるわけではないと思う。抽象的ではあるが、目に見える統計やグラフで表現できないないものこそ、リアリティが重要だと思う。どれだけそれを持ってやるかによって、結果が変わる。ステージの上でもノウハウに頼る瞬間、かっこ悪くなる。そんなことと妥協しない自分を望んでいる。近道を選択するよりも、一生懸命に頑張って出てくるリアリティのあるバラードやダンスをやりたい。実は「私の耳にキャンディ」という曲もアップテンポの歌を探していた時に、2曲もらった。一つは女性が一人で歌うに素敵なダンス音楽で、もう一つは男性とのコラボレーションが必要な曲だった。私は2番目の曲がすごく気に入った。そして、ガイド録音した方の声が2PMのテギョンさんと似ていた。それで、テギョンさんに頼んで会社との話も上手くいってコラボレーションすることになった。このように、意図しなくても情熱を持って頑張れば、上手くいくと思う。

―ペク・チヨンとテギョンのコラボレーション「私の耳にキャンディ」は本当に新鮮で、印象深い組み合わせだった。昨年、釜山(プサン)国際映画祭のペク・チヨンのステージに突然テギョンが現れて一緒に歌ったのは、オンライン上でも話題になった。

ペク・チヨン:あ、その時は本当に驚いた!ハハ。テギョンさんが釜山に来たという話は聞いていたが、突然ステージに一緒に立つとは思っていなかった。私もステージの前で警護していた方たちも最初は「ファンかな?」と思っていたが、テギョンさんだった。テギョンさんは本当に礼儀正しくて素敵な人だ。非常に楽しかった。

―それでは、ペク・チヨンが現在、最も注目している後輩歌手は? 

ペク・チヨン:えーと、多いけど……。今活動してる後輩の中ではSISTARのヒョリンとAileeだ。SISTARのメンバーたちはみんな好きだが、中でもボーカルの性向が強いヒョリンが目立つ。ヒョリンは音楽的偏見を破って、ジャンルの多様性を見せられる歌手だと思う。Aileeの場合、歌が上手いということは誰もが認める事実じゃないか。

―後輩たちに送るペク・チヨンのアドバイスを一言。

ペク・チヨン:まず、良い人になるべきだと思う。チャン・ドンゴンさんがあるインタビューで、善良な人は悪役を演じられるが、悪い人は善良な演技ができないと話した部分にすごく共感した。いくら歌が上手くても、欲が多すぎて性格があまり良くないと成功は難しいと思う。だから、もう少し長い間愛されたいと思うのなら、良い人になることが優先だと思う。

「Still in Love」でカムバックしたペク・チヨンは、自分の感性をそのまま盛り込んだ曲で6つの音楽配信チャートで1位を席巻するなど、依然とした底力を見せている。さらにペク・チヨンは9月20日、ソウルを皮切りに全国4都市を回るコンサートツアーを開催する。“依然として熱い”情熱を持っているペク・チヨンは、今回の公演でより繊細になったストーリーテリングと多様な構成を披露し、ファンたちと会う予定だ。
 記者 : チェ・ジンシル、写真提供 : WSエンターテインメント

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